#02 工学院大学のシナジーを発揮する

#02 工学院大学のシナジーを発揮する

工学院大学 学生プロジェクト 2017.12.22〜
STUDENT SHOW

展示概要について

各学部・学科の様々な学びを、プロジェクトを通じて一つに。

工学院大学の学生プロジェクトは、学生グループによる理工学に関する自主的な創造活動を活性化して、学生の創造性を育むと共に、社会でリーダーとして活躍できる人間的な成長を目指して活動しています。
プロジェクト01:Birdman Project Wendy
プロジェクト02:工学院大学ロボットプロジェクト

展示作品のご紹介

Birdman Project Wendy

Birdman Project Wendy
工学院大学 鳥人間プロジェクト特集出場・優勝を目標とする学生プロジェクト。38名の学生で活動しています。2017年7月30日に琵琶湖で開催された「第40回鳥人間コンテスト2017」に出場しました。学内の施設を利用して作り上げた新機体『燈火(ともしび)』で7年ぶりに琵琶湖の空を羽ばたきました。2001年の発足以来、2005年に滑空機部門第4位、2008年に人力プロペラ機ディスタンス部門で第5位を記録。その後は苦戦が続き、2017年、やっとの想いでコンテスト出場の切符を手にしました。目標としていた距離には届きませんでしたが、今年の大会で得た様々な経験を次の世代につなぎ、次年度のコンテスト出場に向けて新体制で活動を開始。2018年の出場を目指し、目標とする1㎞以上の飛行ができる機体の製作に取り組んでいます。
工学院大学 鳥人間プロジェクト特集

 

機体設計・製作

翼やプロペラ、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの班にわかれ、年に1度の「鳥人間コンテスト」への出場を目標に、機体の設計・製作に取り組みます。毎年、夏休み明けから機体設計や各部品の製作に着手し、11月からCFRPの積層作業、2月から翼の荷重試験や「鳥人間コンテスト」出場に向けた必要書類の作成に入ります。3月に書類審査の結果が通知され、コンテスト出場の可否が判明します。

テストフライト・機体調整

書類審査を通過すると、大会に向けたテストフライトと機体調整に取りかかります。民間の飛行場の滑走路を借りてテストフライトを行うため、滑走路が開く朝方までの限られた時間で実施します。そのため、深夜に機体を組み上げ、日の出と共にフライトを開始します。数百メートルある滑走路の端から端を何度も猛スピードで走りながらテストを繰り返し、少しでも長く飛行できるよう問題点を一つずつ調整します。

大会への参加

2010年以来7年ぶり5度目の出場を果たしました。人力プロペラ機ディスタンス部門が開催されたコンテスト当日は、早朝からの悪天候により予定を大幅に遅れて大会がスタート。工学院大学の滑走順序は5番目でした。学生たちが作り上げた機体「燈火(ともしび)」を作業場のある浜辺から滑走路まで慎重に運び、10時40分頃、高さ10メートルのプラットホームから7年ぶりに琵琶湖の空へ飛び立ちました。

大会結果

記録は41.10m。「もっと飛んで欲しかった。もっと飛べた。」これが着水後の素直なチームの想いです。結果は決して、満足できるものではありませんでした。機体の構造、スケジュール調整、物品の不足、プラットホームから滑走する際の作戦ミスなど、反省点はいくつもありました。7年ぶりの出場で、コンテスト出場経験のあるメンバーが一人もいない“全員初挑戦”という状況でのチャレンジとなりました。

大会を終えて

他のチームと明らかな差を目の当たりにして、悔し涙を流す仲間の姿が深く心に残りました。コンテスト当日になっても慌ただしい場面がありましたが、OB・OGや大学関係者の皆さんのお陰で無事に問題を解決することができました。琵琶湖で流した悔し涙を糧に、次年度の出場に向けBirdman Project Wendyは新体制で動き始めました。

工学院大学ロボットプロジェクト(KRP)

工学院大学ロボットプロジェクト
2017年6月11日、「NHK学生ロボコン2017~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」が開催され、全国から24のチームが出場しました。工学院大学ロボットプロジェクト(KRP)は、事前の選考を通過し、10年連続で本戦への出場を果たしました。
工学院大学ロボットプロジェクト(KRP)

技術開発

ロボット製作は、機構班と制御班の2つに分かれて行います。機構班はハード面を担当し、3DCADによる設計、シミュレーション、切削、組み立てを、制御班はソフト面を担当し、回路の設計、切削、ロボット制御、システム構築を担います。“優勝できる”ロボットの製作をコンセプトに、試行錯誤を重ねロボットの最適化を図ります。KRPの歴史とともに代々培ってきた技術基盤を武器に大会に臨みます。

大会に向けた製作

1年次は、高学年の指導のもと、ロボット作りの楽しさ、厳しさ、製作技術、チーム力を身につけます。2年目は、1年生の指導と「NHK学生ロボコン」出場に向けたサポートを担当し、チームの中核的な役割を担いながら次の大会出場を見据えた技術開発に取り組みます。そして、3年目でいよいよ活動の集大成となる「NHK学生ロボコン」に臨みます。

NHK学生ロボコンについて

「NHK学生ロボコン」は、事前に行われる2度のビデオ審査を通過しないと本戦への出場ができません。また、毎年、世界大会(ABUアジア・太平洋ロボコン)の開催国が新しいルールを決定するため、ルールの発表から大会まで約9ヶ月という短期間で、機体を製作する必要があります。そのため、ロボット製作の基礎となる技術力と勝つためのアイディアが重視されます。

2017年度のNHK学生ロボコン

2017年は「ロボコン」誕生から30年、かつ世界大会が8年ぶりに日本で開催される特別な年となりました。今年の競技課題は「The Landing Disc」。日本の伝統遊戯、投扇興からインスピレーションを得ています。

2017年度のNHK学生ロボコン

手作りロボットでフィールド上のスポットに乗っているボールを落とし、空いたスポットにディスク(フリスビーのような円盤)を投げて乗せることで得点していきます。スポットすべてにディスクを乗せれば「APPARE(アッパレ)!」達成で勝利となります。いかに早くAPPARE!を達成できるか、どれだけ多くのディスクをスポットに乗せることができるかを競います。

大会最速"APPARE!"を達成 し、「デザイン賞」も受賞

日々の努力が実を結び、他チームより倍近く速い「APPARE!」を達成することができました。予選は1勝1敗の成績で惜しくも決勝トーナメント進出はなりませんでしたが、ロボットの機能美を評価いただき「デザイン賞」を受賞しました。機体製作の様々なスキルを伝承し、更に発展していきます。